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ヘンデル・ハウスにて 2

ヘンデル・ハウスには16世紀から20世紀の初頭にかけての数多くの楽器が展示されています。700点を超すコレクションがあるそうです。鍵盤楽器の他は全てガラス張りケースの中に展示されてありました。ヘンデルはオペラや劇場用の音楽をたくさん作曲しているので、楽器のコレクション室に行くと、まずこんな光景が迎えてくれましたよ。

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クラシックな魅力的な弦楽器もたくさん展示されてました。16、7世紀にイタリアで人気があったという細くて長いネックを持つコラシオーネという楽器。

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これは17世紀のタイプに従って19世紀に製造されたコラシオーネだそうです。

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華麗な竪琴ですね。神話の神々がこれを奏でていても様になりそう。

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ハープはやはり風格があります。

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鍵盤楽器では主にオルガンやハーモニウムがたくさん展示されてました。

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オルガンとハープが一緒になった珍しい楽器。

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後方はこんな風になっています。

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19世紀のもの。ムードがありますよね。
なんか物語が浮かび上がってくるようです。

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1599年のチェンバロ

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鍵盤が2段になってるものとしては最古のものだそうです。

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これまで見たことのない珍しい楽器を見かけました。アルモニカという楽器です。なんとあのベンジャミン・フランクリンが1761年に発明したのだそうです。和名では複式擦奏容器式体鳴楽器という複雑な名前がついてます(笑)楽器についての詳しい説明はこちらでどうぞ⇢アルモニカ

どんな音を奏でるのかしらと、家に戻ってからyoutubeで聞いてみたら、天空から降りてくる星々の歌声を彷彿させるような繊細で霊妙なとても魅力的な音色でした。次の記事でアルモニカで演奏された音楽をお聞かせしたいと思います。


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この楽器の音色に魅了され18世紀には流行したそうです。ゲーテやモーツァルトも絶賛し、モーツァルトやベートーヴェンやリヒャルト・シュトラウス等の多くの著名な音楽家達はこの楽器の為に作曲したそうです。でも色々な事情で1820年までには製造が絶え幻の楽器だったそうです。博物館に展示されてるアルモニカの側に当時の演奏の光景を再現する仕掛け人形がありました。


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18世紀のコンパクトなパイプオルガン

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これは18世紀の大型なパイプオルガン。
上階の吹き抜けまで突き抜けています。

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下の階から撮りました。

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by sternenlied | 2016-08-28 04:44 | ちょっとお出かけ

木陰のアムゼル2号庵にようこそ。ドイツで暮らしています。散歩と旅が大好き。琴線に触れたもの達をここに拾い集めていきたいと思います。そして目に留まった日常のさりげない一コマも。


by sternenlied