クリスマス市では日が暮れる程ムードが高まってきます。と言っても、時間的にはそれ程遅くはなかったのですが、午後を過ぎると、既に暗くなってきて、明かりが灯り始めました。
中央広場の隅にシェーナー・ブルンネン(美わしの泉)と呼ばれる塔が立っています。オリジナルは14世紀に造られたそうですが、今立っているのは1903年に造られたレプリカです。レプリカでも、私が知っているだけでも、何度も何度も修復されています。ニュールンベルクの誇りなのでしょうね。
ニュールンベルクのクリスマス市では色んな物が売られていますが、やっぱり我が町のと比べると、種類が豊富ですね。昔から伝わる伝統的な工芸品もたくさん売られています。
木工芸品で有名なエルツ山地のクリスマスピラミッド。
台の周囲に置かれるロウソクの炎の熱でプロペラや、
それと連動する人形等が回転する仕掛けになっています。
レースの飾りも素敵です。
くるみ割り人形や煙出し人形も種類が豊富です。これらもエルツ山地の伝統的な工芸品です。
煙出し人形というのは、人形の中に色んな香りのお香を入れて火をつけると、
人形の口やくわえているパイプから煙を吐き出す仕掛けになっています。
伝統的な工芸品だけではなく、モダンなデザインの置物も色々揃っています。
ここの店では様々な格好をしたサンタさんが勢ぞろい。
このサンタさん達、なかなか魅力的でしょ。
テディベアもよりどりみどり。
このペアがかわいかったなあ。前方のクマさんのとんがり帽子が鼻先を邪魔していますが(笑)
中央に立っているこの生意気そうなクマ坊やがいいのよね(笑)
ここの店ではドールハウスのグッズをたっくさん売っていて楽し。眺めるだけですが、思わず長居してしまいました。
たくさん撮りましたしね。幾つになっても、こういうのを見ると、心がときめいてしまいます^^丁度ボーイフレンドとやってきた若い女性も、
もっと現金を持ってくるべきだったとつぶやいてました^^
焚き火のミニチュアもあるんですよ。
これは何かというと、スタンプです。種類の豊富さには感激してしまいますね。選ぶのが楽しそうです。
これはニュールンベルク名物のツヴェチュガーメンラ(プラムの小人)の人形を売ってる出店。ツヴェチュガーメンラを売ってる出店がそこかしこにたくさん立っています。とっても素朴な人形ですが、いまだ現役で人気があるようで、買っていく人も多いようです。
ツヴェチュガーメンラは手足がドライフルーツのプラムで、頭はクルミでできています。歴史は古くて、数百年前からあるのだそうです。今は置物として飾るだけですが、昔は食べる為の贈り物だったようですよ。冬に長期間保存できるドライフルーツやナッツを人形にして贈ったのだそうです。
私もここで一つ買ってきましたよ。連れてきたのは黒い服を着て黒い帽子を被って、梯子を担いでいる煙突掃除屋さん。煙突掃除屋さんはドイツで幸運のシンボルなのです。詳しいことは以前アップした記事に書いてます⇢煙突掃除屋さん